池内晶子 あるいは、地のちからをあつめて

府中美術館での個展。

天井から1本の白い糸が下がっていて、最初見えない。内藤礼の作品を思い出す。

薄暗い中で赤い糸を何本も張り渡している作品は、見る角度で赤い色が濃くなったりほとんど見えなくなったりする。

天井から吊ったネットの下に渦を巻くように赤い糸がおかれる。

小さな作品も細かい結び目が美しく、いずれも膨大な時間が費やされたことが感じられる。

優しさを感じる作品だった。

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