入魂のショパンと藤田桃紅展

横山幸雄の6時間にわたるショパンの演奏会。4部くらいになると疲れが見え(当然だと思う)、それだけチャレンジングな試みを続けているのだと思う。でもやはり聴く方も含めて、無理な気がした。でもたくさん聴けたので、ピアノの詩人というイメージだけでない重厚なものも知ることができた。

 

ゆっくりランチする時間もないので、演奏者がまだ舞台にいるのに出口に急ぐ人も多い。終演後、ゆっくり食べて同じくオペラシティでやっている篠田桃紅展に行こうと思って、ちょっと並んで椿珈琲店に。あまりのまずさにびっくり。オペラシティの店は初めてだが、結構安心してゆっくりできる店だと思っていたので驚いた。

 

しかし最後の篠田桃紅展は、非常に良かった。書というより抽象絵画のようだが、私はあの筆を振って描くような細い線が好き。閉館までゆっくり楽しめた。終わりよければすべて良し。しかし非常に疲れた。